棋聖戦第四局大盤解説会 at 高島屋(岩室温泉)

 立会人が森九段、副立会人は飯塚六段、タイトル決着の可能性があるので、日本将棋連盟理事として中原永世十段が入代わり解説者となる。
で、途中からは、“弁天将棋センター”常連と共に大平“ZONEヲタ”四段も客席に。

 本来ならば、この棋聖戦の対局がメインとなるのであるが、今日だけ? は別。
紀伊国屋ホールにて、瀬川アマのプロ試験となる公開対局もある。
世間の耳目は、この瀬川−佐藤三段(フリークラス編入の資格を得たことがあるので、奨励会員としては特殊)に集まっている。

 午後二時から、大盤解説会が始まったのであるが、最初は、森九段解説、飯塚六段聞き手といった役割。
その時点での局面は、矢倉模様の出だしとは思えない程の力戦型。
解説は、初手から始まったが、既に2九の桂が1七に跳ねた(佐藤棋聖の着手。恐らく、かなりの悪手)後。
このような大盤解説の場合、解説者は早い段階で形勢判断しないので、奥歯にモノの挟まったような発言が多い。
例えば、「1七桂は、佐藤さんらしくない軽い手」(by 飯塚六段)など。

 午後三時過ぎ、解説会場に瀬川−佐藤戦の棋譜が持込まれる。
渡りに船とばかりに、この将棋の解説で間を持たせるのであるが、棋譜をすべて公開するのは、諸般の事情でダメらしい。
ということで、中盤のところからの解説となる。
が、横歩取りの激しい将棋なので、愚生のような棋力では、どうしてその局面となったのか判らない。
ちなみに、飯塚六段は、現在のところ、最後に瀬川アマに敗れたプロ棋士である。
銀河戦で敗れたのであるが、対局(収録)から放映までは、約二ヶ月の時差があったらしい。
つまり、飯塚六段に勝った後、プロ入りの嘆願書を瀬川アマが提出したので、放映されるまで結果の云えない飯塚六段は、大変であったらしい。

 その後、次の一手を出題して休憩。
この休憩時間に、“弁天将棋センター”御一行様with 大平四段が到着。

 候補手が絞られる、というか、二つしかない局面だったので、愚生も正解。
正解多数なので、抽選となり、愚生も濡オカキを頂く。
扇子か色紙の方が…